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軽BEVの走行コストは安いのか、押し寄せる「充電大幅値上げ」の影響 時間あたりの充電電力量が少ない軽BEVの走行コストを徹底検証する【後編】(1/3) | JBpress (ジェイビープレス)

200ボルト15アンペア=3kW充電を例に取ると、スタートから3時間15分で充電率は39%から89%へと50%ぶん回復した。

新料金体系の会員価格の場合、充電料金は750.75円。投入電力量のほうはというと推定9kWhである。1kWhあたりの充電器使用料=実質電力料金は83.4円だ。

 

 

 1kWhあたり10km走ると仮定すると、走行コストは1kmあたり8.3円となるが、これはレギュラーガソリン価格166円、燃費20km/リットルの軽自動車とブレイクイーブン。それより燃費のいい軽自動車には負ける一方である。

 

 

 

 BEVに力を入れてきた日産も9月に独自サービス「ZESP3」の値上げを行う。

 

 自動車メーカーが独自の充電サービスの価格をこれだけ大幅に引き上げたのはeMP社の卸価格引き上げの影響とみられる。

 

 

 

大容量バッテリーを搭載する高価格帯のBEVを除き、とくに影響を受けるのは、自宅での普通充電ができない集合住宅住まいのユーザーだ。

 

 BEVを使うベースとなる普通充電の公共スポット利用料金がこれほど高くなっては走行コストでガソリン車にボロ負け。住宅事情の悪い都市部に公共スポットを整備してBEVの普及を図るという行政プランは、先行きが危ぶまれる事態と言っていい。