キニナル 〜見てきた事や聞いた事〜

いつか、どこかで誰かの役に立つ?かも

「アイドリング」と「FF式ヒーター」 自動車の「ヒーター暖房」の「燃料代(コスト)」

 

エンジン内部で「ガソリン」や「軽油(ディーゼル)」などの「化石燃料」を燃焼させて「回転力」を生み出し

「変速機」を経由して「タイヤ」を回転させる事で「走行する」のが「一般的な自動車」

 

 

 

エンジンは鉄やアルミで出来ている。

 

金属は高温になると「溶ける」

鉄の融点は1,538℃

アルミの融点は660℃

 

 

エンジンは燃焼する事で温度が上昇する。

 

長時間、燃焼を続けると「エンジン本体」は「温度が上昇し続ける」

 

温度が上昇すると「金属は膨張する」

適正な「すき間(クリアランス)」を保たないと金属は「接触摩耗」を起こし「性能劣化が促進される」

=オーバーヒート

 

最終的には「エンジン」が高温で溶ける

=エンジンブロー(原発で言うところのメルトダウン)

 

http://www.endless-r.co.jp/post-29080/

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「オーバーヒート」しないように「エンジンを冷やす仕組み」が組み込まれている。

 

 

昔はエンジンに「走行風」をあてて冷やす「空冷式」

(なので渋滞時にオーバーヒートしやすかった)

 

今は「冷却水」でエンジンを冷やす「水冷式」が当たり前。

 

最初は冷え切っていた「冷却水」も、そのうち「お湯」になり「熱湯」になる。

(暖機運転は多少必要)

 

この「熱湯」の「熱エネルギー」を車内に循環することで「暖房」を行なっている。

 

本来なら「捨てられる熱エネルギー」を利用しているので

「ガソリン」「軽油」「LPガス」などの「(内燃機関を搭載した)エンジン車」では

「暖房」するために「余計な燃料を消費しない」(走行中に限る)

 

 

 

停車中(エンジンがアイドリング中)は「暖房のために燃料を消費する」

 

 

アイドリング状態(エンジン回転数1,000rpm)の燃料消費量

 

1分あたり10cc〜50cc程度か(排気量660cc〜3,000cc)

 

 

 

 

いっぽう一般的にはオプション(後付け部品)である「FF式ヒーター」は

 

暖房専用の燃焼機器なので「燃費が抜群に良い」

(エンジンをアイドリングさせる必要が無い)

 

 

1分あたり3cc程度の燃料しか消費しない

 

FFヒーターの「部品代」と「取り付け工賃」は合わせて

15万円程度。

 

 

 

 

https://www.google.co.jp/amp/s/www.goo-net.com/amp/magazine/111264.html

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長距離トラックに「FF式ヒーター」を標準装備してしまえば

安上がりで効果絶大な「温暖効果ガス削減」対策になる。

 

あわせて「電動コンプレッサー式クーラー」

(「外部電源供給方式」または「リチウムイオンなどのサブバッテリー駆動方式」)

まで義務化してしまっても良いくらい。

 

自動車用クーラーは、「エンジンの回転力」で「コンプレッサー」を回しているので

エンジン停止中には「冷房」する事が出来ない。

 

冷房や暖房を使用するためには、無駄にアイドリングせざるを得ない

 

 

 

長距離トラックのドライバーの待遇(労働環境)改善にもなる上、「燃料コスト」も激減させることが出来る。

 

 

長距離トラックは「走っている時間」より

「高速のPA(パーキングエリア)や「コンビニの駐車場」などでの「開門時間待ち」などで

「アイドリング停車時間」が長くなりがち

 

 

 

普通車ですら、乗車時間のおよそ半分は停止時間(アイドリング状態)

 

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https://www.city.kawasaki.jp/300/page/0000013939.html

 

 

 

 

 

 

「車両本体価格2,000万円」に対して「FF暖房15万円+電動式冷房35万円〜」のオプション料金は

節約できる燃料代、低減できる環境負荷からしてみれば

「するべき投資」であり「やらない理由が無い」

 

すでに実現されている「シートベルト義務化」

すべての自動車に義務化すべき「追突被害軽減装置」の標準搭載など

と同じくらいの「重要度」だと個人的には感じています。

 

 

『大型トラックへの衝突被害軽減ブレーキ装備はすでに義務化! それでも装着車が広まらない理由とは』2019/10/28

https://www.google.co.jp/amp/s/www.webcartop.jp/2019/10/441083/amp/

 

トラックドライバーの待遇改善かつ燃料費の削減は

「トラックの居眠り事故」など減りこそすれ増える事はない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談

電気自動車にはエンジンが搭載されていない為、「冬は寒い」

本来、「走行用モーター」で「走行」するために使うべき「電気」を「電気ヒーターで消費してしまう」ため

「冬の走行可能距離」は「短くなる」

 

「カタログの電費」には「冷暖房」した場合の「電費の悪化」は「含まれていない」

 

 

日産の電気自動車「リーフ」などの販売店の「営業社員」で

 

「冷暖房」でのバッテリーの劣化(都合の悪いこと)について

「具体的に即答出来ない」

「話をそらしたり、はぐらかす」

「仮定の質問には答えられない」などと言う販売店からは

「電気自動車」を購入するのは控えた方が良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大型トラックの値段はおいくら?新車で購入するなら家が建つ?』

https://www.google.com/amp/s/www.trustretainmain.work/entry/2018/02/05/013128%3Famp%3D1