2011/04/18
ソニーが10年以上の長寿命を実現する大容量蓄電モジュール「LIM1001」を出荷へ、レアメタルが不要に - GIGAZINE
3月11日に発生した東日本大震災の影響で計画停電などが行われたことを受けて、停電中でも利用できる携帯電話向け充電池などを購入するユーザーが増えていますが、ソニーがデータサーバーや携帯電話の無線基地局、住宅用蓄電システムなどにも利用できる大容量の蓄電モジュール「LIM1001」の出荷を開始しました。
10年以上という長寿命に加えて急速充電にも対応し、モジュール同士の直列や並列の複数接続によって、用途にあわせた電圧や容量のカスタマイズが可能なほか、材料にレアメタルを使う必要が無いというメリットがあります。
なお、通常のリチウムイオン充電池は正極材料に高コストな希少金属(レアメタル)のコバルトを用いる必要がありますが、「LIM1001」は材料が豊富で安価な「オリビン型リン酸鉄リチウム」を正極材料に用いることで、レアメタルを使用したリチウムイオン二次電池と比べて環境負荷の低減が可能になるとされています。