「ホラ吹き」は簡単には治らない
掃除機広告で過大表示 シャープに再発防止命令: 日本経済新聞
ホームページやカタログで「プラズマクラスター」と称する、イオンを発生させる機器を搭載した電気掃除機について、ダニのふんや死骸のタンパク質を分解、除去すると宣伝。「掃除機の中もお部屋の中も清潔・快適」などと掲載していた。
しかし、消費者庁は外部機関に委託して調査した結果、表示されたような性能は確認できず、室内全体に浮遊するダニ由来の物質を除去すると誤認させる広告は過大だと判断した。
“ガラパゴス化”する日本のマイナスイオン家電 薄い効果でも誇大広告が横行の実態 (2013年4月6日) - エキサイトニュース
搭載されたプラズマクラスターイオン発生機に関するカタログやウェブサイトの表示が、一般消費者に「著しく優良」と思わせるものと判断されたのだ。
掃除機なんて1日のうちに稼働している時間は長くなく、そんな短い時間にイオンを発生させてもそれほど効果がない。
次の転機は、メキシコに端を発したH1N1亜型新型インフルエンザが流行し、日本でも感染者を出した09年だった。
消費者庁に「効果無し」と認定されたにもかかわらず
往生際が悪く、まったく反省しているようには見えない「シャープ」
消費者庁から措置命令を受けたシャープは、すでにカタログやウェブの表示を修正しているが、11月28日の自社ニュースリリースでは、問題は「カタログ等での表示に関するもの」であり、「プラズマクラスター搭載製品の性能について、問題とされているものではありません」と明記している。
「対象商品は、その排気口付近から放出されるイオンによって、対象商品を使用した室内の空気中に浮遊するダニ由来のアレルギーの原因となる物質を、アレルギーの原因とならない物質に分解又は除去する性能を有するものではなかった」