「ステルス値上げ」はロピア&オーケーらが原因か…メーカー側の値上げを許さず | ビジネスジャーナル
値段はそのままで内容量が減るほうがいいと考える消費者のほうが多いとメーカーが判断して、この対応になっていると考えられます。
Pontaリサーチの調査によると、給与所得者のうち給料が上がっているのは約3割しかいないので、値段が上がることに抵抗があるのではないでしょうか
複数のメーカーにヒアリングしたところ、値上げを受け入れていないのは、ロピア、オーケー、コスモス薬品、トライアルといったディスカウント系ストアです。特にこの4社が、値上げを受け入れてくれないとの話も多く聞きます。
消費者にとっては助かる状況ですが、値段が上がらないということは、従業員の給料は上がらず、商品を卸すメーカーや物流業者にとっても売り上げも上がらないという負の連鎖につながります」
渡辺「メーカーよりも販売店のほうが力関係は圧倒的に強いので、販売店が受け入れなければ値上げは難しいと環境となります。消費者は値段が安い小売店を称賛しますが、それは本当に販売店の企業努力といえるのでしょうか。
販売店自身がコスト削減をする場合を除けば、メーカーの値上げ要請を断ることは企業努力ではないと思います。そういう意味で、値上げを受け入れていない小売店は、経済成長を阻害する一因をつくっているともいえるでしょう」