日本企業をダメにした3つの罪 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
企業には大きく2つのタイプがあります。成長拡大を目指す企業と、中身の確かさ、つまり質を求める企業です。
前者はアクセルをいっぱいに踏み込むので、チェック機能を持ち、暴走や脱線があればブレーキをかける仕組みが必要です。これがコーポレートガバナンスです。
一方、後者は中身、つまり現場が自律的に機能しているので、形式的なガバナンスなどは本来不要です。
その典型がトヨタ自動車で、現場のオペレーションの中に、Q(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)をきちんと守るという魂が入っている。だから、ガバナンスを声高に叫ぶ必要がないわけです。