『シャープが国内テレビ撤退へ 「ホンハイ流」の改革どう進む?』
https://asahi.gakujo.ne.jp/common_sense/morning_paper/detail/id=2092
"シャープの戴正呉(たい・せいご)社長が、2018年にも液晶テレビの国内生産から撤退する方針を明らかにしました。戴社長は台湾人で、元は台湾の鴻海(ホンハイ)グループの幹部です。"
"シャープの三重県亀山工場で作られた大型テレビは特に高品質で知られ、「世界の亀山ブランド」として一世を風靡しましたが、工場の立ち位置も大きく変わりました。シャープで起きていることは、日本社会の縮図かもしれません。今後の動きに注目してください。"
"亀山工場の生産方式は、液晶パネルからテレビの最終組み立てまでを全て自前で行う「垂直統合型」。液晶テレビでは世界初の「一貫生産」の拠点でした。"
"亀山の成功で勢いづいたシャープ"は、
"「国内で一貫生産し、とことん高品質にこだわる」という作戦"だった(過去形)
この時に「刷り込まれたイメージ」を大半の消費者は「引きずっている」
いまや「シャープの液晶テレビ」は、中華メーカー製。
家電量販店の店頭で液晶テレビの「デモンストレーション(サンプル映像)」を見てみると
4Kを処理しきれず「映像が固まっている」のが、たびたび見受けられる。
それでも「あのシャープ」の「液晶テレビ」が安いと飛びつく悲劇が繰り返される。
テレビ通販で買う人は「見抜くチャンス」が無いから簡単に間違える。
"メーカーの転落は、工場の姿も変えます。亀山工場では、最盛期には約3000人が働いていましたが、現在は約2000人。大型テレビ工場から様変わりし、現在はスマートホンやタブレット用の中小型液晶パネルが主力となっています。"