キニナル 〜見てきた事や聞いた事〜

いつか、どこかで誰かの役に立つ?かも

化学合成油と全合成油

昔は高性能オイルを選ぼうと思えばパッケージの「化学合成油」表示を見つければ良かったが

今は低コストなだけが取り柄の「鉱物油」を改良処理した「全合成油」が売り場で幅をきかせている

商売人としてのカストロールが信用出来ないのは、こういう所

とはいえ今や他のオイルメーカーも追随してしまっているので騙されやすい

 

0w-30 

「0w」部分は、低温時の流動性。低いほど良い。

エンジンを痛める「ドライスタート」が問題になる「冷間始動時」

エンジンの隙間にオイルが届きやすいかどうか?

 

「30」部分は、高温,高負荷時の油膜保持性能

エンジンをブン回すような人は大きな数字を選べば良い。

 

 

よく「今どきの自動車のエンジンは、加工精度が上がっているので、暖機運転は不要」などと知ったような事を言っている評論家気取りな「書き込み」も多いですが

そんな人に限って、標準公差の大きいメーカー、車種が有ることに気がついていない現実。

 

「冷間時」と「温間時」のシリンダーとピストンのクリアランスの差を分かっていない。金属加工を少しでも学べば出てこない言葉です。

 

 

 

週末しか乗らない、シビアコンディションは言うに及ばず

さらにアイドリングストップ車が増えている昨今、よりオイル的にシビアな状況なので(エンジンの磨耗に関して)

ほどほどの全合成油に高性能添加剤入れるのが、現実的な選択肢となるのだろう。

 


化学合成油 PAO

半化学合成油 PAO+VHVI,PAO+ミネラル

合成油 VHVI

半合成油 VHVI+ミネラル

鉱物油 ミネラル